『コナミ、カリスマ経営のほころび』について・・・

8月3日の日本経済新聞電子版に表題の記事が掲載されていました。

当初、フェイスブック等でもかなりこの記事についての論評がかまびすしかったので興味をもたれた方もおられたと思います。その多くはゲーム業界の関係者及びゲームユーザーだと思いますが、ご存知のように2001年コナミは小生の出身元であるピープルを買収しコナミスポーツとして新たな事業展開を始めました。従ってフィットネスビジネスへの影響も多分にあると確信しています。

この記事を書かれた新田祐司氏の取材力には驚かされますが、実態はまだまだこんなものではなかったと当事者であった小生は感じる次第です。その内容については現在2002年7月8日から書き溜めて、やがて出版する予定の本に詳細を載せるつもりなのでここではあえて触れません。因みに2002年7月8日というのは電撃的に小生がコナミスポーツライフの代表取締役社長を解任された日です(夜10時頃の社内メールにて・・・)。

この記事の伝えたいことはコナミのというよりカリスマ経営者・上月景正氏の事業観であり、ヒト(従業員)への考え方でしょう。曰く、パソコン端末はインターネット接続を遮断され、外部との連絡が必須な場合だけアルファベットと5桁の数字をランダムに組み合わせた数ヶ月限定のアドレスが配布され、社員の入退場記録をタイムカードで管理、規定時間を超えた外出をすると違反者の名前を社内に公表し、オフィスや廊下のカメラで社員の勤務状況を監視する。「使えない」と判断した社員は遊技機工場で機械の解体やら組立作業に回し、コナミスポーツの清掃作業を担当させたり・・・2014年春には他社に再就職したコナミOBのフェイスブックに「いいね」ボタンを押した複数の現役社員を一斉に異動させた「フェイスブック事件」等の行き過ぎた管理体制に疑問を持つ社員!ゲームタイトルと“人材”という二つの資産を手放し、ユーザーから見放されつつあるのではというものでした。

MAKING MONEY inTHE FITNESS BUSINESSの4月に掲載させて頂いたこれからのフィットネスビジネスの重要なポイント・・・『最良のスタッフを持つクラブが勝利します』という考え方からするとコナミはコナミスポーツを経営する資格があるとは思えません!

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