コロナ不況

元来、フィットネス産業は不況に強いといわれていた事業分野です。
不況になる要因は様々あったでしょうが,その都度フィットネス業界はトレンディーな健康産業であるというメリットを生かし生き残り成長してきました。
しかし現在のコロナ禍による不況は未曾有の、未経験の不況と言えるでしょう。勿論、現下でも好調な事業領域は多数ありますが、間違いなくフィットネス産業は経験したことのない長く深い傷を負っています。
施設運営では退会、休会者の増加に手の打ちようがなくそれぞれの会社の体力勝負の様相を呈し、それを取り巻く付帯サービス業者も青息吐息と言ったところです。
かってない規模、数の合従連衡が生まれるやもしれません。こうした環境下で生き残るための公平な競争が始まったと思うと我々のような弱小企業にもおおきなチャンスがやって来たとわくわくしています。

最近の営業状況

表題を偉そうに書くのは甚だ面はゆい思いです。というのも私自身は営業らしい営業はほとんどできていなかったと反省しているからです。胸を張れるのは管理であろうが、施工部門であろうが、企画部門であろうが全員営業部門であれという心構えは少しずつではあるけれども芽生えてきたかなという事です。というのも最近の営業部門は新しいビジネススキームを携えて従来門前払いに近い大手チェーン店も含めて積極的に訪問の実績を上げているからです。時に同席するのですが・・・各社のご担当の考え方が随分変わってきたという手応えです。小生は従来からジムにおけるマシン選定はブランドで統一するという安易且つ軽薄なマシン選定には大反対の立場だからです。ところがブランドの偏りを無くし、”良品最適化”を念頭にマシン選定をしたいという声をようやく聴くことができてきたのです。価格志向一辺倒でもなくなりつつあることは真に顧客志向と言えるでしょう!!まさに我が社(HOIST,TRUE,THE STEP)の出番がやってきた思いで身が引き締まります。

半屋外のアウトドアワークアウトジム

年末からの状況を鑑みると、年始早々に二回目の非常事態宣言が発出されたのもむべなるかな…今回の非常事態宣言については、巷間タイミングが遅い、範囲が限定的で甘い、保障がしょぼい等かまびすしいことです。スポーツクラブについては対象業種外という事ですが、自主的に時短営業をするクラブが多く、弊社が運営する「ウエルネスクラブウエブ八千代」も一時間の時短営業に踏み切りました。昨年12月17日にオープンした半屋外のアウトドアワークアウトジム「FARMSTATIONGYM」は世界一のコロナ対策を施していると自負しているので通常営業をしています。何せ屋根と柱とフェンスの中のジムですから…換気は最高レベルでトレーニングもゆったりとして頂けます。今は希望があればウエブ八千代のメンバーもこのジムを利用できるように対応をしています。興味のある方はぜひご連絡ください。全ての情報を開示いたします(そのつもり)!!

73rd.Birthday

本日2020年12月2日は恥ずかしながら小生の73回目の誕生日です。先日、生まれて初めてMRIの検査を受けました。というのも、数年前から両上腕がほぼ同じ個所の疼痛と両手親指の痺れが365日24時間あるからです。結構な数の整形外科と整骨院に通いました。整形外科医の見解は常に小生が大学時代の体操の宙返りの練習中に頭から落ちて第6頸椎を欠損骨折した影響が骨を圧迫して神経を刺激しているというものでした。ところがMRIの結果を見ると第6頸椎はきれいに治癒、第三頸椎のスペースに異常が見つかりました。神経を覆っている頸椎のスペースが狭窄していることが発見されました。この発見だけで妙に安心している自分が不思議でした。半年ごとのMRIでの経過観測をするという事で落ち着きました。痛みは変わりませんが、視点が変わると気持ちが変わるというのはそれはそれで気が楽になるものです。
そして今日、日経新聞に今手掛けている「アウトドアワークアウトジムの”ファームステーションジム”」が紹介、掲載されました。小生自身の47年間にわたるフィットネス人生(一時期リテールの世界を経験)の中でこういうアウトドアワークアウトジム『風通し良好壁なしジム』などという発想は視点をガラッと変えないとできません。オーナーの勇気に感謝!!
”視点を変えてみる”…お薦めです!!

Sir Thomas Sean Connery のこと

Sir Thomas…と書くと誰かと思われるでしょうが、その後のSean Conneryとなると特に若い方々以外はあの”007”ジェームス・ボンド役のスーパースターであることは言わずもがなですね。そのショーンコネリーさんが10月31日に齢90でお亡くなりになりました。このニュースを見て寂しく、悲しい思いになったのは小生だけではなかったと思います。

小生は映画以外のところで彼に偶然会って、その男としてのカッコよさに惚れてしまったのです。1990年代も終わり、今から22~3年前の出来事ですが…当時、(株)ピープル(現コナミスポーツ)の常務、ナプスの社長として東奔西走していた時期でアメリカには年間4~5回の頻度でフィットネス事情の視察や商談で行っていました。いつものようにフィットネスクラブ巡りをしていて入ったのが『Club LA』というロスアンゼルスにある高級スポーツクラブでした。全てに洗練されたジムで、特にオーガニックレストランは人気で会員以外の方も多数来られるとのことでした。そんな時、一人の老人の姿が目に入りました。白一色のトレーニングウエアーを身にまとい、だれかと立ち止まって話している姿が遠目にもかっこよく様になっていて、髪は薄いものの真っ白な口髭はとてもダンディーでした。それがショーコネリーだと分かった瞬間に「僕も70になったら、髭を生やして見た目だけでも彼に近づけたらいいな」と思ったことを鮮明に覚えています。

そして、Club LAが高級クラブである意味は、他にミドルアッパーやミドル、大衆はおろか、男性のみ、女性のみ、ゲイ専用といった非常にセグメンテーションがはっきりしているスポーツクラブが存在し、共存している事実に驚きました。これが20年以上前のアメリカのフィットネス事情としてあったことを翻って現在の日本に置き換えると一体、どこでそれぞれのスポーツクラブが勝負しているのか俯瞰してみるのも一興です。

アメリカからの定期レポートについて

アメリカからの定期レポートが届きました。いつもは業界的な内容に終始するのですが…今回は現在の米国内コロナ禍での非日常を伝えてくれました。
州ごとに事情が違うのはアメリカ的ですが、HOIST社のあるカリフォルニア州サンディエゴの状況は思った以上に厳しいもので、不可欠なサービス以外のリモートワーク推奨、学校は全てオンライン授業、2歳以上のマスク着用義務、ソーシャルディスタンスの厳守、そして何よりも屋内でのサービス業はすべて『屋外のみ営業可』という日本での非常事態宣言下の状況よりも厳しく感じました。その中で、フィットネスクラブは日本でも行われているオンラインレッスンをはじめとしたリモートによるリテンション対策がメインです。目を引いたのはあるジムの写真です。そこは敷地内にテントを張って、マシンを外に出してそこでワークアウトをしてもらう対策です。リモート体験と実体験…その融合が重要なのかと思い知ったものです。

営業再開

コロナ禍でのスポーツジム営業自粛要請が明けて、早1ヶ月が過ぎようとしています。この1ヶ月は当たり前ですが、今まで経験したことのない営業状況で、この状態がいつまで続くのか誰もが不安との戦いの中にいることでしょう。

利用いただいてる会員様の検温から始まって、手指の消毒、スタッフは機器やジム内のいたるところの消毒に時間を割いています。スタジオは参加者の間隔をあけ、トレッドミルの間には飛沫防止用のパーテーションが立てられ、会話もなく、静かな環境で黙々とワークアウトに励むメンバーの姿。

スポーツ施設運営における3大サービスとは…①エリアサービス(運動施設そのものの提供) ②プログラムサービス(提供するコンテンツ) ③クラブサービス(コミュニケーション)ですが、③のクラブサービスがほとんど欠如していることが心配でなりません。ただでさえ、退会、休会の多さに経営が圧迫されている状況下で継続していただける、新たに入会していただける方策を真剣に考えることと柔軟な思考で対処することが生き残るスポーツジムの分水嶺になると思います。

まだ発表はできませんが、思い切った思考で新しいジムの開発を進めています。

ご期待ください!!

 

非常事態宣言下でのフィットネス業界

非常事態宣言が発出されて、フィットネスクラブもその営業を自粛要請されましたが…小生は未だ我が社での対応・方針、スタッフへの休業時での仕事の在り方等を明確に指示できていません。小生は資金繰りがトップマターで現場はスタッフ任せです。

それは小生の社長としての怠慢かもしれませんが、このコロナウイルス禍では正直なところ何をどうするべきかを正しく指示できません。このことで自分自身の能力不足とかなんてこれっぽちも思っていません。何故なら、この誰一人経験したことのないコロナウイルス禍で明確かつ正確な指針を出せる指導者、経営者等いるわけがないと思っています。勿論、最大公約数的な指針・方針は出せるかもしれませんが…

今、この業界に携わっている方々から色々なご相談をいただいています。お答えするのは決まって『根拠のない自信はあります…悲壮感はありません!!』と言うことです。「安心しました」とか「勇気をもらいました」と、結構納得していただけます。

根拠のない自信を確信に変えるために何をするかがこの時期に一番必要なことだと思います。それは人それぞれの立場・環境等によって何をすべきかは変わってくるでしょう。

『今でなければ出来ない、今だからこそやっておきたい、時間の使い方によって結果は全く変わってくる。次のために力を蓄える!!』今を大事に、次に備える、必ず次はやってくる!! 我々はフィットネス業界に生きているのだから…

小生を含め、スタッフ一同、この業界の仲間たち、コロナウイルスに負けずに頑張りましょう!!

 

新型コロナウイルス禍での営業について

現状のコロナウイルス禍は未曾有の出来事であり誰もがその対処に確たる答えがないままに現実の対応に追われているというのが実態です。こういう状況下での営業についても消毒、換気、密集状況を避けるといった基本的な対策を施したうえで、更にお客様目線、経営サイド目線、社会環境目線といった複合的な視点で営業の可否あるいは営業の在り方を模索していると思います。ただし営業面だけ見ると、明らかにそこには企業の持っている哲学、概念よりも資金力の差という要素が勝ってしまうというのは小生のゆがんだ根性だからでしょうか。
休業すると判断すると我々の業界では先ずはお客様の健康的なライフスタイルを妨げ、勿論収益は全く無くなる事態になります。営業を継続すると、唯一の救いは会員制による会費収入が主な収入であり、営業を無事に続けることで一定の収益は確保できます。(休会届が多くなるのは致し方がないことですが…)この状況下、毎日奮闘してくれているスタッフと何の憂いもなくワークアウトに来てくださる会員様に感謝です。一方で、小生の親しいホテル経営者に話を聞くと、とんでもない状況にあることを知らされ呆然としてしまいます。小生が目標とする経営者のホテルはわずか創業7年で50億円規模となり、順風満帆、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのがインバウンダーがメインだったこともあり毎月2億円の赤字を生んで、資金繰りに奔走する毎日を過ごしているとか…一方で大手企業が運営するリゾートホテルはこの時期毎年企業等の研修等で満室状態であるのが稼働率15%という惨状でも「仕様がない」と内実強化するいい機会というニュアンスでありました。
弊社はもちろん資金力豊富な大手企業とは言えません。
今できることを精一杯やって、あとは天命を待つのみと腹を括って前を向く…頑張りましょう!!

危機的状況 CRISIS SITUATION

フィットネス業界で…禄をはむこと…20年、経営者として…9年、独立して16年、合計45年の長きに渡ってこの業界で生きてまいりました。今ほどの苦境にこの業界が陥ったことを知りません。私事ですが、阪神大震災にも関東大震災にも、遭遇して電気のない、水のない、火のない経験もしていますが、そういう物理的な天災でもないし、オイルショック時の日常物資の買い占め騒動やリーマンショックのような経済的な騒動でもない。こういった経験の中でもフィットネス業界はしたたかに確実にその苦境を乗り越えて成長してきた事実があります。しかし、スポーツクラブの前線でお客様と毎日対峙しているスタッフが疲れ果て、出口の見えない絶望に似た喪失感を感じながらも精一杯努力をしてくれている現況に本当に頭が下がります。毎日退会だ休会だといらっしゃるお客様のなかで、つい先日わが社のクラブの支配人から電話があり、また何か問題が起こったかとつい身構えてしまいました。ところが、電話の内容は入会のお客様がいらっしゃいましたとのこと…この時期にと思わず僕に電話をしたとの由、こちらも嬉しくなりました。冷静なお客様もいらっしゃいます!ここは腹を据えて出来ることをしっかりとして自分の健康を一番に、ほかのお客様の健康維持のためにも我々業界が慌てず、騒がず、冷静に対処していくことが肝要だと思います。